建築部の村上です。先日、大田区にあるヤマト運輸株式会社の物流ターミナルの見学に行ってまいりました。
大きな敷地に建つ巨大な物流ターミナル。第一印象は『でかっ!』
年間18億個以上の宅配便を配送しているヤマト運輸株式会社、クロネコヤマトの宅急便。
さぞかし多くの従業員が働いているだろうと思いきや、ターミナル内で見た従業員は10名程度でした。7階建てのターミナル内での荷物の移動はベルトコンベヤー、発送先地域別の仕分けはバーコードの瞬時の読み取りによるシステムを採用しており、9割以上が機械化されているという印象でした。機械による効率化が進んでおり、人が携わる部分は機械にエラー表示が出た際や、施設内のモニターの監視などと、すごく少ないと感じました。
(実際は見学の範囲では見えない部分で多くの従業員が携わっているのだと思います)
技術の進歩と共に、我々、人の手の必要性が減少しているのだなぁと実感しました。
スマートホンやインターネット、指先で多くの物事が進められる時代の中で、私たちが手掛けている建築業では、まだまだ職人の技術が必要な場面が多く、昔ながらの方法を、時間と手間を掛けて創りあげる、効率化とは相反する業種なのかもしれません。しかしながら、そういう環境であるため、職人、お客様等、人と人の繋がりが大切な業種でもあります。
時代の流れと共に、効率化を進めながらも、人と人とのつながり、温かさを大切にしなければならないと改めて感じさせられた社会見学でした。